クローム|企業版Chromeブラウザ(Chrome Enterprise)のインストール

Chrome(クローム)ブラウザでユーザーの設定制御(ここで紹介するのはGPOを使った方法)を行うことができます。

【行える制御の一例】
●Chromeブラウザ起動時のページを設定し、かつ変更できないようにする
●拡張機能を導入させないようにする(拡張機能導入制御について
●CloudPrintwを利用させない
●常にChromeブラウザを最新バージョンに保つ(クロームバージョン管理
●Flashを無効にする

GPO制御を行うためには、Chrome Enterpriseが導入されていることが前提になります。Enterprise版Chromeの入手からインストールまでの流れについてご案内します。
なお、Chrome(クローム)は、OSを指す場合とブラウザを指す場合があるので、Chromeブラウザという呼び方をしたいと思います。

目次

OSのビット数を確認する

Chromeブラウザをインストールするパソコンの稼働OSのビット数を確認します。マイコンピュータを右クリック→プロパティで確認できます。(以下の画像はWindows10の場合)64ビットオペレーションシステムと記載されています。

企業向け Chrome ブラウザをダウンロード

1.こちらのサイトにアクセス(https://cloud.google.com/chrome-enterprise/browser/download/)します。

2.ビット数に応じたバージョンをダウンロードします

使用統計データを自動送信の可否は任意項目です。(拒否しても、インストールできます)

Chrome Enterpriseのインストール

Chrome Enterpriseのインストーラーは、Installersフォルダ>GoogleChromeStandaloneEnterprise64.msiです。ダブルクリックしてインストールを実行してください。

  • EndpointVerification_0.4.21.msi
  • GoogleChromeStandaloneEnterprise64.msi
  • LegacyBrowserSupport_5.9.0.0_en_x64.msi

【他のファイルについて】
〇EndpointVerification_0.4.21.msi
→G Suiteを利用しない場合は不要。

〇LegacyBrowserSupport_5.9.0.0_en_x64.msi
レガシーブラウザ(この場合は、「Internet Explorer 11 」や「Firefox」など、Chrome以外のブラウザ全般を指します)でしか動かないWEBシステムを、Chromeで表示した際に、別のブラウザで強制的に表示させる機能です。この機能は、「Legacy Browser Support(LBS)/従来のブラウザサポート」と呼ばれます。【参考】LBSについて

ただし、Chromeブラウザのバージョン73以降は、GPOポリシーで同じ機能を実現しているので、バージョン73以降を利用する場合はインストール不要です。インストールすることで、GPOポリシーと機能重複が起こって意図せぬ動きをする可能性があります。

実践情報

本ページの記載事項に関連する情報です。これから、GPOでChrome制御を行う際には参考になると思います。

Chrome Enterpriseと一般向けChromeの見分け方について
・個人向けと企業向けChromeブラウザの違いについて
・すでに個人向けChromeがインストール済みの場合どうなるの? など

Legacy Browser Support(LBS)/従来のブラウザサポートについて
「Legacy Browser Support(LBS)/従来のブラウザサポート」の概要と実際の設定方法について

ChromeブラウザのGPOポリシーによる制御記事一覧


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