【AccessVBA】レポート用紙の設定

Accessレポートの用紙サイズをプロシージャで変更する方法についてご説明します。

【サンプルファイルの環境】
Windows10（64bit）
Office365

ページサイズ設定のサンプル

レポートのページサイズの設定変更は、レポートを一度開く→ページサイズを変更する→（必要なら）保存するという流れになります。
サンプルはフォームのボタンを押すと、レポート用紙サイズを「A3」に変更するものです。用紙サイズIDについては、事項を参考にしてください。

'***レポートサイズを変更する
Dim RepName As String

  RepName = "rpt_sample"

  DoCmd.OpenReport RepName, acViewDesign
  '設定中にレポートは非表示
  Reports(RepName).Visible = False
  'ページサイズID:8（acPRPSA3）をセット
  Reports(RepName).Printer.PaperSize = 8

  DoCmd.Close acReport, RepName, acSaveYes

ページサイズについて

ページ設定に利用する値は、マイクロソフトの「AcPrintPaperSize 列挙」にて確認できます。上記のサンプルの「PaperSize = 8」は、A3サイズを表します。
AcPrintPaperSize 列挙 (Access)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/vba/api/access.acprintpapersize

名前	値	説明
acPRPSA5	#	A5 (148 mm x 210 mm)
acPRPSA4	9	A4 (210 mm x 297 mm)
acPRPSA3	8	A3 (297 mm x 420 mm)
acPRPSB4	12	B4 (250 mm x 354 mm)

なお、標準用紙サイズ以外に、自分で設定した用紙サイズの値と名前を取得する方法もあります。別の機会にご紹介したいと思います。
【応用例】チェーンストア伝票やマニフェスト伝票、各種配送キャリアの送り状をドットプリンタで印刷する際。特にパソコンを入れ替えたときに応用できる？？